2011/04/28(木)
夏の電力不足に備えて、私がコンサルティングをさせてもらっている会社ではいろいろな対策を今から仕掛けてもらっています。15%の削減目標が政府から提示されているので、あとはどうすれば15%削減を実現できるか具体的に考えるだけです。 私が知っている節電情報を提供すると 1.蛍光灯の高さを下げる 2.反射板装着で明るさ向上 3.全社のパソコンで節電 4.空調補助ファンを装着 5.外気の導入量を抑える などです。 1.蛍光灯の高さを下げる⇒単純ですが、これだけでも大幅な省エネ効果を期待できます。例を挙げると、4.5mの高さにある天井に取り付けていた蛍光灯を外し、天井からつり下げるように変更することで1.9m下げて床面から2.6mの高さに再設置します。作業者の手元と照明との距離が近くなったことにより明るさが増し、蛍光灯を15本間引くことができました。 2.反射板装着で明るさ向上⇒反射板を活用して照明の明るさを向上させます。一般的なオフィスでよく見かけるのは逆富士型2灯式で、グロータイプと呼ばれる40Wの直管型蛍光灯が多いと思います。これを、反射板とインバーター式の高効率蛍光灯1灯を組み合わせたアイゼットの省エネ照明器具「リライト」に全面交換する。蛍光灯から天井に向かって照射する光を反射板で下方に向けることで、旧タイプの2灯とほぼ同じ明るさを1灯で得られるようにできる。2灯が1灯になるため、電力使用量をほぼ半減できる。 スタンダート蛍光灯器具RE-Light(実売価格約45,000円) 3.全社のパソコンで節電⇒社内で1人1台が当たり前になっているパソコン。数が多くて就業時間中はずっと電源が入っているケースが当たり前で、電力使用量はばかになりません。とあるオフィス室内の1時間当たりの電力使用量を調べた結果、本体とモニターを合わせたパソコンの電力使用量が全体の7~8割を占めたといいます。そこで、一定時間操作しない状態が続くとモニターの電源を自動的に切るようにモニタ電源設定を変更するようにしています。本体を「休止状態」にする設定を使えば、電力使用量をほぼゼロにできます。液晶モニターの明るさを控えめに設定するだけでも省エネとなります。 4.「空調補助ファン」を装着⇒空調機の吹き出し口にファンを取り付けると、ファンが回転することで室内の冷気と暖気が混ざり、室温にムラがなくなる。取り付けたのは「ハイブリッドファン」。従来、夏は19℃に空調の温度を設定していましたが、設置後は26℃で十分快適になっています。「夏場、女性職員がひざ掛けを手放さなかったが、今は使っていない」などの効果もあります。これだけで空調の電力使用量を2割は削減できるといいます。 潮のハイブリッド・ファン(実売価格約30,000円) 5.外気の導入量を抑える⇒室内に取り込む外気の量が多いと冷暖房の効率が落ちます。建築基準法などが室内のCO2濃度に基準を設けており、一定量の外気を取り入れる必要がありますが、できるだけ抑えることで省エネにつながります。1時間当たり150立方メートル導入していた外気を同90立方メートルに約4割削減すると約8%の省エネ効果があったといいます。 まだまだ節電に関する具体案はあると思います。全国民が一致団結すれば、それほど難しい事ではないはずです。日常的に節電を意識していきましょう。
by a24hirao
| 2011-04-28 18:00
| 仕事関係
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