2011/10/31(月)
タイの首都バンコクで起こっている洪水情報が、毎日ニュースで話題となっています。 我々日本人からすると「なぜ、そんなに長期にわたって洪水が続くのだろう?」と疑問に感じると思います。実際、私もニュースで見ていて「なんで?」と思ってはいたものの、対岸の火事のごとく、特別気にも止めずいましたが、あまりにも長く続いているので調べてみました。 原因の1つは、50年に一度ともいわれる記録的な大雨です。タイ南北に流れるチャオプラヤ川の上流域となる北部や北東部などの雨量が平年より約5割も多く雨が降ったためです。 洪水が起きたあとも上流域からの大量の水の流入が続き、いつまでも洪水が収まらない状態が続いています。 今回、大きな被害が出ている中部アユタヤの工業団地では、浸水被害から2週間余りがたった今も、水が引くどころか、水位が上昇し続けているところもあります。 また、もう1つの理由が、地理的条件です。首都バンコクは、チャオプラヤ川下流のデルタ地帯に位置し、運河が縦横に張り巡らされています。 海抜0メートルの場所もあるなど、ほぼ平らな低湿地が河口部まで続き、いったん洪水が起きるとなかなか海への排水が進みません。 大潮で潮位が高い状態となれば、河口への水の流れがさらに悪くなります。 タイ政府は、今回の洪水で、首都バンコクを守ることを最優先にして、北部から来る大量の水を堤防などで一時的に防ぎ、東西にう回させる措置を取ったことも被害地域を拡大させた一因になったとの指摘も出ています。 あと最低でも1ヶ月は水が引かないと言われており、税金がほとんどかからないタイに工場を建てている日本企業は相当な被害を被ることになるでしょう。
by a24hirao
| 2011-10-31 12:00
| 日記
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